マイク・タイソン戦記No.3「谷川Pとは」
前回までのあらすじ
マイクタイソン戦記No.1プロローグ
「ヒクソン、タイソン、猪木、カレリン、塩田、木村、倍達、千代の富士、シカティック、ジョシュら、伝説の格闘家集結!!」
http://akigawaryuu.hatenablog.com/entry/2017/03/12/093159
マイクタイソン戦記No.2「猪木&タイソンvsK‐1JAPAN勢の激突」
http://akigawaryuu.hatenablog.com/entry/2017/03/12/094424
マイク・タイソン戦記
No.3「谷川、立つ!!」
「くっくっくっ、お呼びですかな?」
そう言った男は、他でもないダニガワであった。
「そんなとこにいやがったか・・」
「一体どういうつもりですか。いきなりリングに乱入し、トーナメント出場者を皆殺しにするなんて。いくらあなた方でも許しがたい行為ですよ。
イノキさん、そしてタイソンさん」
「!!・・・・へっ、気づいてたか」
黒人はそう言うと、覆面をとった。顎長もそれにつづく。
どわあああああああああああああああああああ!!!!
その瞬間会場は大歓声が響き渡る。半ば伝説と化しつつあるタイソンとイノキがリング上にいるのだ。当然といえば当然のことだ。
みやけんアナ「なんとおおおおおおおおお!!!史上最強ボクサータイソンと燃える闘魂イノキがKのリングに登場だああああああああ!!!!」
イーノキ!!イーノキ!!
ターイソン!!ターイソン!!
もう観客は先ほどのJAPAN勢の死などまったく覚えていない。ファンとは残酷なものだ。
タイソン「よく正体がわかったな。」
ダニガワ「そりゃわかりますよ。JAPAN勢をジャブだけで葬ることができる格闘家なんて
モハメド・アリかあなたくらいのものでしょう。ところで、何の用ですか?K-1 GP開幕戦に出たいのなら見当しますけど・・。しかし、皆殺しはいただけませんね。まあ、私もいつまでたっても世界の壁を越えられないJAPAN勢に、いいかげん嫌気がさしていたので、皆殺しにしていただいたことを、むしろ感謝したいくらなのですが。」
イノキ「下衆が・・。てめえ、ファイターの命を何だと思ってやがる!
やっぱり貴様はK-1に・・いや、格闘技界全体にとって有害だ。よって始末する。
大人しく捕縛されな」
ダニガワ「だまらっしゃい!!私はK-1を世に知らしめるために、やるべきことをやったまでだ!だのに何故?何故始末されなければならないんだ!!曙VSサップがどれほどの視聴率をとったと思ってるんだ!?」
タイソン「うるせー!!てめえが曙やら角田やらビーンを試合に出すせいで、真の実力者が活躍の場をうばわれてんだ。そして、昔ながらのK-1ファンを失意のどん底に叩き落した。挙句の果てには総合まで始めやがって。選手が分散して見たいカードが見れなくなったじゃねえか。オレはシウバVSバンナ、KIDVS五味とか見たいんだよ!!!どうしてくれるんだ!!それだけじゃねえ。ほかにもヤオ判定や反則攻撃の横行。あげればキリがないぜ。よって死刑!!!」
ダニガワ「バカどもめが!!よくも私をこけにしたな!!!もう生きてこのリングから出られると思うなよ!!野郎どもであえー!!」
タイソン「!?」
ぷしゅううううううううううう
青コーナーの入場ゲートが開いた。そこから現れたのは曙(第六十四代横綱)、キモ(金網の怪人)、モンターニャ(アマゾンが生んだ大巨人)であった。
彼らは通称“谷川モンスター軍”とよばれるダニガワの親衛隊である。
ダニガワ「うははは!!!びびったか!?たじろいだか!?
さあモンスター軍よ、あの無法者どもを血祭りに上げるのじゃ!!!」
みやけん「さあ、谷川モンスター軍リングインです!!一体どうなる今年のJAPAN GP!!」
次回 タイソンvs曙!!ボクシング3団体統一世界王者vs第64代横綱の死闘!!!