へんごく(変を極める)

人類最ADHDの男の変極、いざ!

PRIDEメモリアル① イゴール・ボブチャンチンvsミルコ・クロコップ

イゴール・ボブチャンチンは大好きだね。

寝技全盛の時代に独自のロシアン・フックだけで敵をなぎ倒してた幕ノ内系ファイター。

俺はやっぱり色がある選手が好きだからさ

ロシアンフックは本当好きだったな。フランシス・ブエノ戦が出世作だわね。

何かの漫画でも紹介されてたけど、「角度・タイミングが奴独自のもの。柔術やトップアマの一流どころがことごとくあの一撃に沈んでいる」と評された通り、

 

ミルコと戦った頃のボブチャンチンは既に一線からは外れてたけど

この試合のボブチャンチンは調子よかったと思うよ。動き見てもわかる。

序盤はボブチャンチンがどんどん仕掛けてた。スピードも申し分なかったし打撃の迫力も凄かった。蹴りも走ってたし。全盛期よりよかったんじゃないか。

 

対するミルコ・クロコップは、K-1からPRIDEに本格侵攻を開始してから2戦目。

ボブチャンチンに勝利しているコンプリート系ファイターヒース・ヒーリングをミドル2発で蹴り倒しての一戦。

この頃のミルコは最高だったな

見えない左ハイと左ミドルのコンボで

神がかっとった

 

ボブチャンチン戦で、そして次のドスカラス戦でミルコの左ハイは本当に妖刀と化してファイターを萎縮させてしまった。それが余計にミルコを調子に乗らせて無敵化してしまった。

 

この試合は

PRIDEvsK-1の打撃比べ

北の最終兵器vs秒殺ターミネーター

パンチ(ロシアンフック)vsキック(見えない左ハイキック)

の一戦。本当に色があってよかった。

 

試合時間もコンパクトで

とにかく音が凄かったね。

左ハイがヒットしたときの。

 

まあ、敗れたけどボブチャンチンにとっては相性悪い相手だからしゃーねえわな。

あと意外に知られてないけど、ボブチャンチンはトレイ・テリグマンとかいうファイターに打ち負けてるのね。こいつは確かケンシャムロックと同じチームで、レスリング+ボクシングに長けてた選手。立ち技では無敵と思われてたのに、まさかの打ち負け。

そんなボブチャンチンにとってK-1トップ中のトップの打撃はきついわな。

しかも、藤田のタックルを切れるほどの、テイクダウン耐性備えてるときたらもう。

ちなみに、ボブチャンチンK-1ファイターMMAルールで過去に試合してたのね。

もうみんな忘れてしまったかな。佐竹雅明ね。武蔵の前の日本のエース

この試合は意外に佐竹善戦してたのね。K-1で世界のトップクラスと長年わたりあってきた意地なんだろうけど。ローキックは結構効いてたよ。結局、最後はボブチャンチンが寝技に逃げて塩漬けにしてたもの。ただ、何度も言うけど藤田のタックル切れるミルコにはその戦法は通じないわな。

ボブチャンチンもそれを悟っていたのか、ミルコ戦は一切テイクダウンを狙わず打撃一本勝負。

だから、この試合好きなんだよな。

お互いの色をしっかり出し合っての完全決着

だから、嫌いな試合は、今ふと浮かんだけどベルナルドvsバタービーンとかだね。

ローキックで倒してどうすんだ。打ち合えよという笑ていゆーっか、ボブチャンチンvsベルナルドのK-1ルール見たかったな。

もえええええええええええええ(シュートボクセのかけ声)

ボブチャンチンの失神シーンはとんでもなかった

でも、ロシアンフックがまぐれでヒットしていたらと思うとねぇ

翌年ケビンランデルマンが左フックで仕留めてるだけに・・・

でも、この試合は本当に大好き

見たいものが完全に見れたから

10点満点中8点