へんごく(変を極める)

人類最ADHDの男の変極、いざ!

苦しい時にやる気が出る言葉 故岡崎律子(シンガーソングライター)のブログや歌詞より一部抜粋

「必ず、心は持ち直す。この辺のことを、私はいつも言いたがっているのじゃないかと思ってます。」

 

 

「ふっとテンションが下がる”谷間”の1日があると、やるべき事は山ほどあるのに、どれから手をつけていいかわからなくなってあせるばかりで、時々「落ちついて、落ちついて」と唱えています。でも、結局は目の前の事に集中して、ひとつずつ作り上げていくことだ。」

 

「でも、やっぱり一番大きな岐路は、学生から社会人になる辺りかな、と思います。
 未知の世界への入口で、まず、思いがけないほどの試練にぶちあたるし、そこを突破したらしたで、新しい場所には、高揚させるものも消沈させるものも、いっぱい。 敏感な人は感じとる事も多いだろうし、とかく考えにとらわれて、、身動きできなくなったりするかもしれません。
でも、このことだけは、ちょっと耳打ちしたい気がする。」

 ‟絶対に“今”をなげないでね” そうすると”次“が見えてくるので。

 ぬけだすと、ああ!と実感をもって、その時にいろいろと知るんです。
 自分の頭の中だけで“大変さ”を増長させていたなあ、とか、”明日“には無限の可能性があるってことをすっかり忘れちゃってたなあ、とか、そういうこと。

 いつでもが途中だし、未来に向かっているのだし、

 ここはひとつ逃げないでファイトね、と思ってます。」

 

 

「自殺の報道を聞いて、いろんな思いがうず巻く。追いつめられた時こそ、「その事」だけが全てではないこと、「今」はいずれ変わっていくことを思い出して、と思う。 自分にも肝に銘じる。未来への道を自分で絶ってはだめ。」

 

「プクプクプクプク プクプクプクプク……ぷはーっ!!  と、これは深ーい海の底からやっと水面に出てきた音。

年明けの1月4日からずーっと、記録的にストイックな苦しい毎日を過ごしていました。ほとんど人にも会わず、外出も最小限。途中、何度も“あ~、どうしたらいいの?!”と、出口のない思いで死にそうだったけれど、15日夜、ついに脱出。‘99年の年末に提出してあった曲が先方のリクエストと少し違っていて、新しく作り直すことになったのです。 もう、穴のあくほど参考図書(?)も読みつくし、その世界に入ってあれこれ想いをめぐらすのだけれど、出ない。出ない。出ない。 夜もおちおち寝ていられないし、おなかすいてもいないのにパクパク食べてるし…。

  ――でも、出た。 逃げ出すな、あきらめるな、今は結果の手前の頑張りどころなのだ、この苦しみの長さこそ完成の歓びの大きさだぁ―!!

 とかなんとか、まるでその曲の世界そのままを自分に言い聞かせ続けていたのが、今思うととても可笑しい。フッ」

 

「〆切りをいくつかもらって、必要以上に動揺していた忍耐の日々。
作詞の紙の隅っこに、明日から、別の人間になろう(どうやって?!)”“こころを澄ましてなんて書いてある。
フッ。苦しかったんだな。
大丈夫!だなんて、根拠のない自分への励ましのセリフが、泣かせる。」

 

フルーツバスケットの歌詞より

~例えば苦しい今日だとしても いつか温かな思い出になる~

 

Lifeの歌詞より

~神様助けにきて 苦しくてもういやだ

逃げ出したいけど それはできない

もう少しだ頑張れ 何度もそう言いきかせて

ここまで来たけれど

 

こんないい朝でも 憂鬱の虫が目を覚ます

すれ違いざま「おはよう」も ちょっと無理をした

 

そうよ 誰にも言わないこと ひとつやふたつあるね

つらいからこそ 笑う時もある

それはみんなそうかも 私だけじゃないかも

ひたむきに生きている

 

希望をこめて言うよ ぬけだせる日は来るよ

立ち止まらず歩いていればね

問題はいつもある 胸をうずまいている

それでも生きている~

 

 

「私にはこの夏、ちょっと大きな出来事があったので、"ものの見方"はまた少し変わったのじゃないかと思う。でも、何の仕事でもきっとそうだと思うけど、音楽を作るコトも、誠実に素直に、クオリティーの高いものを目指すこと。もう、これに尽きると思います。で、なによりも、自分がオープンになるってことかナァ。そして、やっぱり"作る"のではなく、"生まれてくる"ものを私は詞に曲にしていきたいナと、あらためて今、すごく思っています。

やる事がいくらいっぱいあっても、

一度に出来るのはひとつの事だからね。

目の前のひとつに全力を傾けて、毎日、一瞬一瞬のかけがえなさを思いながら、大切に仕上げていこうと思います。そして、のびのびと歌いたい。」

                                    以上

 

この人、胃ガンで44歳で亡くなったのね。最後のコメントの「この夏、大きな出来事があった」というのが、おそらくガン発覚だったんだろうな。何でこんな温かいこといえる人が早死にしてしまうんだろう。ビートたけし逸見政孝氏が亡くなった時にコメントしてたけど、やっぱり‟いい人”をするってことは、体に負担がかかるんだろうね